イラスト追加しました

イラストに新規作品追加しました。

山の女神と熊(子供)です。
二枚めは流血表現あるのでご注意。

女神は母グマ、雪女、土着の山神、という属性乗っけているので、衣装は奈良〜平安の女官服や物具装束、能における役柄と装束の割り当てを参考にしました。
紅無で厚手の上着だと強い力をもつ役、ということで色決め。
(紅有りだと若い女性、無しで緑、茶、紺だと年配の女性という使われ方が多いとか)
個人的に雷神などの人外役はおお振りな幾何学模様が使われてるように思えたので上着は自前で作ってた菱形もじったもの。
下の服は派手すぎないよう縞模様、女性らしい華やかさも欲しかったので冬桜の文様を配置しました。

土着の神様だから後になって根付いた花ではなく日本原産の植物で、秋〜雪解けに咲く花をと考えてたら思ってた以上に選択肢がなく…。
冬桜という桜があることをこの時調べて初めて知りました。
桜なら文様デザインのパターンもたくさん出ているから作りやすそう!と思って採用。

あとは時間がかかってしまったことが反省点。
グラデーションマップを試してみたことと、衣装デザイン(特に文様)に悩んでしまったことが原因なのですがグラデーションマップは自分に向いているなと思いました。
陰影つけるのは得意だけど配色センスに悩んでる、という人は使ってみると楽しいですよ。

ラフから色とってグラデーションマップで調整。

 

グラデーションマップ使わないとこう。

(目は別レイヤー。肌の色だけ変わります)

これは女神さまのレイヤーをピックアップして見た場合ですが、グレスケで陰影塗ったレイヤーの上にグラデーションマップで色指定するとこんな感じで肌に色がつきます。(髪、目、服は別レイヤーなので反映しません)
グラデーションバーの設定では左が一番濃いところにのる色で右にいくにつれて薄く色付けされた場所にのる色です。
この画像の場合は、黒く塗りつぶしたところが水色、そこから濃くてくすんだ赤紫、薄紫、少し濃い紫、最終的には黄色に近い肌色、という順番になります。
ラフの基本の色からスポイルして色をいじっているので、塗っているうちにラフの色からギラギラした色になってしまいがちな自分にはとても助かる機能です。
後から色も変えられるし便利。