大変お久しぶりです。
11月30日発売「まんが人物伝 伊達政宗」の作画を担当しました！
表紙はテガミバチの浅田弘幸先生です。
当時の仙台の街並みなど頑張って描きましたのでぜひお手にとってください。
伊達政宗についての解説コーナーもあって面白い一冊になってると思います。
この作品には去年から制作に関わらせてもらっていました。
元々小さい頃は祖母の影響で時代劇をよく見ていたのと、父が歴史好きだったのもあって私も時代物や歴史が好きで、編集さんと「どの時代がお好きですか」などお話することが多くて楽しかったです。
本のジャンル傾向もあって資料も修正も膨大でとても大変ではありましたが…。
やはり自分は時代物が好きだなと再確認できたお仕事でした。
戦国時代の1人の人物についてここまで描くことは初めてで、資料に接してわかることなどもあり伊達政宗についての印象が少し変わったなあと思います。
とても人間臭い人物という印象だったのですが（そこは今も思ってます）、常に貪欲に生き延びる人でもあったのだなと思いました。
行き当たりばったりなところもありますが、常に生き抜いてやるという気持ちと、時代に合わせて工夫をするという柔軟さもあり…。
また、役者みたいに「そうあるべき自分」を常に意識していた人、という印象になりました。
そんな気持ちで描いた本ですが、普段どちらかというと政宗以外の人物に着目している方からも「この政宗は好き」とおっしゃってもらったので、あまり政宗については知らないという方にもぜひ読んでいただきたいです。